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暗い少女は明るい少女?

第11章 文化祭 模擬店編

「忙しくて来れないんじゃなかったの?」

「テストが早く終わったの。」

ニッコリ笑う。
夏月と理美が唖然として僕に聞いてきた。

「北条くん、あの人水沢さんのお姉さん?」

「そうだよ。」

「き、綺麗な人…。」

雪さんがくるっと振り返って松木姉妹を見つめる。

「あなたたちね。灰音をいじめようとしていたのは。」

そう言って1人頷く。

「うん。確かに灰音はいい気になったかもしれない。でもね、灰音自信は髪型は幽霊のままがよかったって。でもすみれちゃんがダメって。」

雪さんは2人を見つめたまま言う。

「柊一くんが言ってたわ。あなたたちはプライドが高いそうね。少し質問するね。もし、理美ちゃんなら夏月ちゃん、夏月ちゃんなら理美ちゃんがいじめられたらどうする?」

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