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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

僕は心当たりがあった。
落とすとしたら、あの時しかないから。

「僕、心当たりがある場所が一ヶ所あるんだ。探してくる。」

そう言って外に出ると純が追って来た。

「この暴風、お前だけだと心配だ。」

「悪かったな。」

そう言いながら暴風の中僕たちは心当たりの場所へ向かった。
雷は止んだけど、今度は雪が降りだした。
吹雪である。
僕たちが住んでる地方はほとんど雪が降らない。
スキー場なんかでは人口雪を降らすぐらいである。
だからこれはかなり珍しいことであった。

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