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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

外からしか開かない部屋。
体育館は使えるはずないし、あっただろうか。

「純、閉じ込めちゃえは良いけどどこに閉じ込める気?」

「…さあ?」

『さあ?』じゃないだろ!
僕は内心、怒鳴りながら純に聞こえないように溜め息を吐いた。

「こうしたらどうです?」

光さんが口を開いた。

「外からドアに釘を打ち付けてしまえば。無論、時間が掛かるからガムテープでドアを開かないようにしてからね。」

なるほど。
なかなか良い方法である。

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