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暗い少女は明るい少女?

第47章 水色のバレッタ

目出し帽男に呼び出してもらった。
もちろん、体育館には鍵を掛けたようだ。
このことに関しては予想の範囲内だったので別に驚きもしなかった。
僕と純はありとあらゆる事態を想定した。
何が起きてもパニックに陥らないように。

「あの、今すぐ8号館、7階の情報処理室4に来てくれるか?」

この教室は情報処理室と言う名だがここだけは生徒各自でパソコンを持ち込みする教室だったため、LAN回線意外なにも無かった。

「何か違和感を感じるんだ。」

光さんに頼んで目出し帽男の耳に携帯を当てて、相手の言ったことに対し、光さんがメモに答えを書いて目出し帽男に読ます。
嘘がバレないようにする純の作戦だった。

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