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暗い少女は明るい少女?

第49章 屋敷を脱出?

僕は目眩が治まらず、膝を抱え込むようにして床に座り込むと目を瞑り、顔を埋めた。

「柊一、大丈夫か?」

「うん…」

僕は顔を埋めたまま、答えた。
如月は僕を暫く見つめた後、言った。

「大丈夫なんて、嘘ついて…無理すんなよ。」

「え?」

「現に今、目眩起こして座り込んでいるんじゃないか。」 

僕はぽかんと如月を見ていた。

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