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暗い少女は明るい少女?

第49章 屋敷を脱出?

その時、僕の前に人が立ち塞がった。
大柄な男性。
如月に違いない。

「柊一を連れて行くなら俺を退けてからにしな。」

「如月っ!」

僕は如月の服の袖を引っ張った。

「面白い。」

警備員は如月を見つめた。
いくら如月が大柄で喧嘩馴れしていても、相手は大人だし、警備員だ。
警備員は格闘技の心得ぐらいはあるだろう。

「如月、止めろよ。僕がついていけば良いだけなんだ。頼むから…」

僕は必死に如月を止めた。

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