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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

言い争いは時間が経つにつれてヒートアップした。

「うるさい。」

「なんだよ!実の兄貴でも無いだろう!」

僕は口を挟むべきではないのは分かっていたが、我慢の限界だった。

「いい加減にして下さい!」

僕は叫んだ。

「こんなところで言い争いは止めて下さい!やるなら2人で勝手にして!」

その時、紅が訳の分からないことを言った。

「北条、お前はどっちの味方だ?」

「は?」

「俺と光兄さん。どっちだ?」

「分からないよ。そもそも、お前の家の事情なんか知らないんだから。それに僕、どっちかに付こうなんて思わないし。」

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