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暗い少女は明るい少女?

第50章 紅い竜と蒼い光

「紅が光さんを光兄さんって呼んでた。それに光さんの多分お母さんのことだと思うけど、『お義母さん』って。」

「…他には?」

僕の言葉に如月は静かに聞いた。

「うーん、ああ、紅が光さんにこう言ってた。『実の兄貴でも無いだろう!』って。」

「なるほど。大体分かった。」

「へ?」

「きっと2人は異母兄弟だ。どういう事情があったかは分からないけど、結構複雑な事情を抱えてそうだな。」

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