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暗い少女は明るい少女?

第53章 僕の弟

僕は週末、希一を連れて出掛けることにした。
こっちの方が希一には向いてるストレス発散法かもしれない。
僕は県内のガイドブックと学校の休み時間中、ずっとにらめっこしていた。

「博物館?美術館?海浜公園?はたまた森林公園?」

どこが良いかなんて、とんと見当がつかない。

「あー、もう分かんない!」

「何が分かんないの?」

またまたある人から話し掛けられた。
僕が1番、よく知っている美少女。
水沢灰音だった。

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