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暗い少女は明るい少女?

第54章 ティリンスの答え

とは言え、僕は希一の声が1日でも早く聞けるのを願っているし、その原因を作った百合も許せなかった。
不意に腕を引っ張られる。
早く行こうという意思表示だった。
希一は僕に向かって首を傾げる仕草をした。

『兄さん?』

僕は首を横に振ると希一と一緒にエスカレーターを上っていった。
この博物館の常設展は2つのフロアから成り立ってる。
4階が自然館、3階が科学館。
あとプラネタリウムにミュージアムショップ、レストラン、中庭、企画展示ホールから成り立ってる。

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