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暗い少女は明るい少女?

第56章 今しか出来ないこと

「水沢さんと柊一くんってやっぱりどこか似てるよね。性格っていうか、雰囲気っていうか、何というか…」

相沢さんが言う。
僕はふと思う。

「まあ、男女の違いはそりゃああるだろうけど、互いの友人はほぼ共通してるし、いつも一緒につるんでたらどこかしら似てる部分はあるんじゃないか?」

灰音が言う。

「多分、考え方や思考は似てると思うよ。じゃないとある程度仲良くならないでしょうし。」

灰音が言ってることは的を射ている。
多分、そういうことなのだろう。
僕たちがいろんな繋がりで仲良くなったにも関わらずみんなでこうして仲良く出来ているのは互いに似た性格の持ち主なのかも知れない。
僕は少し嬉しくて小さく笑った。

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