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えっちなたいいくのじかん

第5章 1じかんめ「こうてい じゅんびたいそう」

俺はウシジマの顔に怒りが立ち上ってくるのを察知した。こりゃまいった、ブチギレるのも時間の問題だなぁ。

しょうがないから強制的にナギサの手を俺の手に絡ませた。ナギサはなんか大げさに、「キャ!」とか言って抵抗する。

手をすり抜けられた。俺は悲しいぜ。

するといよいよ、音楽を止めてウシジマ怒った。

「お前らやる気あるのか!畜生ども!色気づいてきやがった!つなげ!手をつなげ!」

みんなびびった。でも誰も手をつなごうとはしない。そりゃ、一番に手をつなごうとすると、スケベとかヘンタイとか、言われる恐れがあるからなぁ。陰湿な社会だぜ、学校てのは。

ウシジマが5,6回怒鳴ってやっと、しぶしぶ指を2,3本絡ませる形で、ペアは全員手をつないだのだった。

この準備運動の中に、逆立ちも含まれていた。
これは皆さんご存知、片方が逆立ちして、もう片方がその逆立ちしてる人の、空中にふらふらとしてる足を押さえておいてやるってやつだ。

これは実は、みんなどきどきしながらやってる。なぜって、逆立ちしてる人の足を押さえる役の人間が、ちょっと視線を下に向けると、逆立ちしてる子のパンツ見えるからな。

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