えっちなたいいくのじかん
第6章 2じかんめ「じきゅうそう」
ざざっ、とサユミの前に俺は足を差し出した。サユミは大変疲れているから、急に植木から出された足に反応できず、そのまま足に絡まって、前のめりに転んだ。
「キャッ」なんて可愛い悲鳴まで聞こえたぜ。へへっ。
サユミ、手で防御しきれなかったらしく、頭を打ってしまった。
「いった……痛い……」
と涙目でつぶやきながら頭をかかえてうずくまる。俺は後ろから走ってくる他のランナーに気づかれないように、体重の比較的軽いサユミを、渾身の力をこめてプールのフェンスの中に投げ入れた。俺もフェンスをよじ登って、プールサイドに潜入だ。
さすがにサユミも俺の異常な行動に、
「え、ちょっとなにするの?」
とか言ってるが、頭を打った衝撃が強すぎてまだ痛みと格闘しているから、俺へ抵抗はしてこない。
プールサイドでえっちな目的を達成してもいいんだが、あまりに校舎の窓から見て目立ちすぎる場所だから、鍵のなぜか掛かっていないおとこのこ用の更衣室へとサユミを連れ込んだ。
その間に痛みから回復してきたサユミは、ねえ、なに?意味わかんないんだけど!先生に言うよ!とかなんとか、聞き苦しいことを俺にまくしたてる。でもな、サユミちゃんよ、持久走で奪われたその体力で、俺に勝てると思うのか?爆笑だぜ。
「キャッ」なんて可愛い悲鳴まで聞こえたぜ。へへっ。
サユミ、手で防御しきれなかったらしく、頭を打ってしまった。
「いった……痛い……」
と涙目でつぶやきながら頭をかかえてうずくまる。俺は後ろから走ってくる他のランナーに気づかれないように、体重の比較的軽いサユミを、渾身の力をこめてプールのフェンスの中に投げ入れた。俺もフェンスをよじ登って、プールサイドに潜入だ。
さすがにサユミも俺の異常な行動に、
「え、ちょっとなにするの?」
とか言ってるが、頭を打った衝撃が強すぎてまだ痛みと格闘しているから、俺へ抵抗はしてこない。
プールサイドでえっちな目的を達成してもいいんだが、あまりに校舎の窓から見て目立ちすぎる場所だから、鍵のなぜか掛かっていないおとこのこ用の更衣室へとサユミを連れ込んだ。
その間に痛みから回復してきたサユミは、ねえ、なに?意味わかんないんだけど!先生に言うよ!とかなんとか、聞き苦しいことを俺にまくしたてる。でもな、サユミちゃんよ、持久走で奪われたその体力で、俺に勝てると思うのか?爆笑だぜ。