えっちなたいいくのじかん
第6章 2じかんめ「じきゅうそう」
かくして、俺はいたずらを開始した。まずは予防線をはる。
「俺、お前がいつも学校にお菓子持って来てるの知ってんだよね。チクッちゃおうかな。うん。」
「は?持ってきてないし!適当なこと言わないでよ!」
「ほほう、じゃあこのお菓子のゴミは何かな?」
俺はあらかじめサユミのランドセルから奪っておいた、お菓子の袋を出して見せる。サユミのやつ、顔色露骨に変わってやがるのね。いやぁ、最高の気分だ。
「ねえ、お願い、今勝手にプール入ったことチクらないから、お菓子のことも秘密にしといて!」
サユミ必死の懇願。しかし俺は、
「別に俺は先生にゃ怒られ慣れてるし、いくらチクられたって痛くもかゆくもないんだよねぇ。でもさ、サユミ、お前は先生に怒られるのやだよなあ。怖いもんなあ」
と相手の弱点を突く。往々にして、おんなのこは先生に怒られたりするのを極端に怖がる。
これが実に上手く効いて、サユミ、今にも泣き出しそうになってんの。プププ。
俺も鬼じゃない。場合によっちゃ許したる。取引の条件を告げようぞ。
「俺、お前がいつも学校にお菓子持って来てるの知ってんだよね。チクッちゃおうかな。うん。」
「は?持ってきてないし!適当なこと言わないでよ!」
「ほほう、じゃあこのお菓子のゴミは何かな?」
俺はあらかじめサユミのランドセルから奪っておいた、お菓子の袋を出して見せる。サユミのやつ、顔色露骨に変わってやがるのね。いやぁ、最高の気分だ。
「ねえ、お願い、今勝手にプール入ったことチクらないから、お菓子のことも秘密にしといて!」
サユミ必死の懇願。しかし俺は、
「別に俺は先生にゃ怒られ慣れてるし、いくらチクられたって痛くもかゆくもないんだよねぇ。でもさ、サユミ、お前は先生に怒られるのやだよなあ。怖いもんなあ」
と相手の弱点を突く。往々にして、おんなのこは先生に怒られたりするのを極端に怖がる。
これが実に上手く効いて、サユミ、今にも泣き出しそうになってんの。プププ。
俺も鬼じゃない。場合によっちゃ許したる。取引の条件を告げようぞ。