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ハルカ

第1章 ~プロローグ~

弘基side

あれから悠さんとは特に進展しないまま、7月に入った。
悠さんとは、その後何度か2人でご飯を食べたりとかした。
だか、俺は悠さんに気持ちを伝えれなかった。


政基『弘基~明日の誕生日なにがいい?』
仕事あがりに、兄貴が急に言い出した。

弘基『別に』
政基『本当にいらないの?』
弘基『何だよ?急に。』
政基『別に~。どっかの誰かさんは、悠ちゃんが好きなのに全然アタックしないからさ。』
弘基『はっ?何言ってっ…』
政基『あんたバレバレだから。まぁ~、悠ちゃんは気付いてないみたいだけど。』

弘基『…』

政基『いいの?』
弘基『…いや。』

政基『ばっかね~。何を悩んでるんだか。そんなんだと、桐生君に取られるわよ?』
弘基『!!!!?』


そんなの嫌だ。

明日の俺の誕生日…
明日悠さんに気持ち伝えよう。

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