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ハルカ

第1章 ~プロローグ~

明日は、弘基君の誕生日らしい。
政基さんが、叫んでるのが聞こえた。

明日誕生日なんだ。
何かプレゼントしたいな。
何がいいかな?

明日の仕事前に、買いに行こう。



~次の日~

弘基君は、どんなのが好きなんだろう。
そういえば、知らないなぁ。
タバコは、吸わないみたいだし…と考えていたら、後ろから声をかけられた。
弘基君だ。

弘基『あれ?悠さんこんな所で何してるの?』

悠『あっ、うん。実はね、今日弘基君の誕生日なんでしょ?昨日、政基さんが言ってるの聞こえちゃって、何かプレゼントしたいな~って、思ってさ。でも、見つかっちゃった。』

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弘基side

そんな事を言う悠さんが、可愛かった。
思わず抱き締めたくなって、悠さんの腕を掴んだ。
悠さんは、少しびっくりした顔をしてたけど、はにかんだ笑顔が好きだ。

『何か欲しい物ある?』と聞く悠さんに、俺は、『物じゃないけど、欲しいのはあるよ。』と答えた。

『俺、悠さんが欲しい。悠さんが好き。』

こんな所で言うつもりなんて、なかったのに、つい言ってしまった。

そんな、俺の焦りとは逆に悠さんは『私でいいの?』と言った。

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