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ハルカ

第1章 ~プロローグ~

ショッピングモールから、車で15分程して、弘基君の家に着いた。
25階建てのマンションだ。
しかも、25階。
何でも、このマンションは、弘基君のお父さん所有のマンションで、管理は政基さん。
あのおかまバーは、趣味に近いらしい。

仕事までは、後4時間ある。
私は、何故この家に居るのだろうか。

海が見える景色に、広々としたリビング。
奥に部屋も見えるが、ここは一体何LDKなのか?
こんな広い所に1人で暮らしているのだろうか?
疑問ばかりだ。


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弘基side

強引に連れてきた悠さんは、あたりをキョロキョロしている。
そんな姿も可愛くみえる。

仕事まで、後4時間。
何を話したらいいだろう?

とりあえず、悠さんの気持ちを聞かないことには、前に進めない!

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弘基『えっと…ごめん!なんか、無理やりつれて来ちゃって。』

悠『ううん。』

弘基『あっ、あのさ…さっき言った事は、本気だから俺悠さんが好きだ。だから、付き合ってほしい。
本当は、仕事終わりに言うつもりだったんだど………どうかな?』

悠『えっ?付き合う?』

弘基『うん。俺のこと嫌い?』

悠『ううん。嫌いじゃない!』

弘基『好き?』

悠『…うん。』

弘基『…!!!!?やったぁ~♪』

悠『あっ、キャー!!!』

いきなり、弘基君に抱きかかえられ、くるくる回される。

悠『こっ、こわい~』

弘基『あっ、ごめん。ごめん。ついさ。』

全然悪いと思ってないだろう。
顔がにやけてる。

悠『でも、私でいいの?』

弘基『悠さんがいいの!!あぁ~良かった!』

悠『ふふっ。でも、私も良かった。』


よくよく話しをしてみると、2人とも一目惚れだった事がわかり、互いに照れる。


こうして、7月12日彼の誕生日に付き合う事になった。

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