テキストサイズ

ハルカ

第1章 ~プロローグ~

 2年前


『うー寒い。』

『もう、冬だもん。北海道の冬はもっと寒いよ~?』

『俺北海道には、住めないな~。』

『え~?私は、地元に帰りたいけどな~』

『え~?俺と一緒にここに住んでくれないの?』

そんな普通の毎日。
普通の会話が最後だった。

結婚を決め、将来を夢見ながら弘基と歩いた、道。
まだ、雪がちらつく12月。
こんな毎日が突然終わるなんて、この時は思いもしなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ