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ハルカ

第3章 ~日常~

その彼の名前は、滝沢 大翔君。
24歳で、自称歌手。
何でも、小さい事務所に所属してるが、なかなか売れずバイトをしながら、生活をしているらしい。


悠『…』

私は、声が出なかった。

その変わりに涙が出てしまう。
私は、無意識にその場から走っていた。


政基『悠っ!!!!!』

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政基side

弟にそっくりなのが、来た。
俺も焦った。
やっと、悠が立ち直った時だったから。

悠を守らないといけないと思った。
悠を悲しませたらいけないと思った。


悠には、俺が必要だと思った。
嫌。俺に悠が必要だったのかもしれない。



だから、悠が走り出すのを見て、無意識に追いかけた。

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弘基にそっくりだった。

身長も体型も同じような感じだったかもしれない。

ただ、黒髪短髪だった弘基に対しあの彼は長めの茶髪だった。

はっきりみた訳じゃないからわからないが、顔は弘基そのものかと思うほどそっくりだった。

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