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ハルカ

第3章 ~日常~

政基『悠っ!』

悠『…』

政基『ハァ…お前足速すぎなんだよ。30のおっさん走らせんなよ。』

悠『…言葉遣い戻ってるよ。』

政基『お前の前だといいんだよ。
ほらっ。』


と、政基さんは私を抱きしめてくれた。
政基さんに抱きしめられたのは、あの日以来かもしれない。


政基さんに抱きしめられ、私は思い切り泣いてしまった。

悠『うっ…うぅ~。』
声は、押し殺したつもりだ。
だが、涙は止まらない。

こんなに泣いたのもあの日以来かもしれない。

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