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ハルカ

第3章 ~日常~

バイト希望の彼を置き去りにした、私達だったが、面接を森さんがしてくれて、採用になった。

松本さんは森さんに抗議してくれたが、森さん曰わく『いつまでも引きずるな』という優しさかもしれない。












私は、政基さんと弘基の墓参りにきた。
ご両親も一緒だ。
弘基のご両親は、事故の後も変わらず優しい。
縁談が破談になった。
それでも、このご両親は私を何かと気にかけてくれた。
それが、逆に寂しくも感じた。



墓参りが終わり、軽く昼食を食べ別れる。

政基さんに店まで送ってもらう。
私は、まだ店の二階に住んでいるのだ。




政基『あぁ~あの子、明日から出勤だから。』

悠『そう。』

政基『だいじょ…』

悠『大丈夫!』

政基『そっか。じゃあ、また明日』

と、デコに軽くキスをする。


最近の政基さんは、おねぇな素振りが感じられない。

普通の男の人に見える。

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