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ハルカ

第3章 ~日常~

大翔side

この店にバイトに来て、気になる人が出来た。
悠さんだ。
でも、悠さんの左手の薬指に指輪が光っている。
あれはどう見ても結婚指輪にしか見えない。

マヂか~結婚してんのか。
27歳って聞いたし、しててもおかしくないよな。

ってか、店長の政基さんが首からぶら下げてんのって、悠さんの指輪と同じような感じがする。 

それに、2人は仲がいい。

そういうことなのかな。




あぁ~一目惚れだったのに。



だから、この飲み会で気になってる事を聞いた。
半分は、酒の力だ。

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大翔『付き合ってるんすか?』


政基『付き合ってないよ。』
悠『付き合ってないよ。』


大翔『じゃあ、結婚してんすか?』


政基『してないよ。』
悠『してないよ。』


大翔『じゃあ、なんなんすか?』


政基『付き合ってないし、結婚もしてないよ。
でも、悠と結婚するよ。』






その言葉は、誰もが思いも寄らない言葉だった。

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