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ハルカ

第4章 ~面影~

隣を見ても、弘基がそこにいる。


やっぱり似てる。
バイトに来た当初は、茶色の長髪だったのが、今は短くなった。

うん。
彼には、短いほうが似合っている。
もう少し髪の色が黒いとなおいい。


そんな彼もこの歌を口ずさんでいる。



悠『大翔君、この歌知ってるの?』

大翔『はい!俺好きなんです!
ライブにも行った事あって。』

悠『本当?すごいね~』

大翔『悠さんは?』

悠『私は、ライブに、行くほどではないんだけど好き!!』


思いもよらず、話が弾む。



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大翔side

意外な所で、共通点が出来た。

このバンドグループに感謝だ。
好きっちゃ、好きだが、日本語版限定だし、韓国語のは聞かないし…

でも、悠さんと共通点が持てたから、今度聞いてみるかな。

横で、歌を口ずさむ悠さんに惚れ惚れする。
こんな近くにいるんだ。
ムラムラもする。
風になびく悠さんの髪から、いい匂いがする。

ん~たまらない。

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