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ハルカ

第5章 ~困惑~

大翔side

2人の掛け合いを見て、思わず立ち上がる。
その際、椅子が思い切り倒れた音に俺自身びっくりした。

皆の注目を集めた俺。
別に何かしたかったわけでも、言いたかったわけでもない。
が、この雰囲気だと何か言わなければ…


とっさに思いついたのが…


『政基さん。俺、悠さんが好きです。付き合いたいと思っています。
許可頂けますか?』



・・・・
一同シーン。


やべー…って、思った頃には後の祭り。
なんも考えなしで、つい本音がポロッとでてしまった。


でも、これで良かったのかもしれない。

悠さんに告白するタイミングを上手く掴めないでいた俺は、こんな形だったとはいえ、ちゃんと口に出して言えたのだから。

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