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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第2章 「俺が君を溺愛するお話」 高尾×緑間

「あ…れ」

(ここはどこだ?)


いつものようにバスケ部を見学しに来たのだが、校内の中で迷ってしまったらしい。

ラッキーアイテムの風船が風にゆられて飛んで行ってしまったので、探していると知らない所へ来ていた。


辺りを見回しても人が居ない。


「ふうせんには、なまえをかいたはずなのに…」


この広い場所でぽつりと取り残された気分になる。

ラッキーアイテムがなくなってしまっては、もう元も子もないのだ。


「どうしよう…」


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