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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第3章 「駄犬万歳」 青峰×黄瀬

「…黄瀬、重てぇよ」

黄瀬は腕を青峰の首に巻き付けて歩く。

しかも背後からなので、かなり重いし苦しい。

「青峰っちに忘れられない為っス」

必死になって腕を巻き付ける。


「黄瀬君は可愛いですね」

黒子は微笑みながら青峰に言う。


「こんな駄犬のどこが可愛いっつんだよ」

「青峰君大好きって目に見えるところですかね」

至って普通の顔で応える。


「く、黒子っち!何言ってるんスかっ」

黄瀬は顔を真っ赤にさせると、青峰の首から腕を離した。

そして俯きながら歩く。


「ふふ」

黒子は微笑んだが、青峰は顔色を変えず頭をポリポリと掻いてずんずん歩く。


「はぁ」

黄瀬は大きな溜息をついた。


「幸せ逃げっぞ」

「今さっきちょうど逃げたっスよ」


3人横に並んで歩いて行く。

教室に着くと、3人で青峰の席に行く。


「つか、教室っつっても何すんだ」

「ほら、あれっスよ、男子会!」

「いいですね」


黒子と黄瀬は盛り上がる。

青峰も、拒んではいないようだ。


ということで、青峰、黄瀬、黒子によるボーイズトークが始まった。

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