テキストサイズ

【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第1章 「夏祭り」 火神×黒子

夏休みを前にしたある日、二年生たちは計画を実行していた。

黒子と火神を夏祭りに行かせる作戦だ。


「おーい、黒子と火神」

日向は部活の休憩に、2人を呼んだ。

そう、この2人を行かせる役は日向の役だ。


「うっす。どうしたんだ、ですか」

「主将、何か用ですか?」


周囲からのさり気ない視線に、日向は少し緊張した。


「ここら辺の神社で祭りやってんの知ってるか?」

黒子と火神は顔を見合わせた。


「…僕は、知ってます。帝光の時にキセキの皆と行ったことがあります」

「俺は知らねーな」


どうやら黒子は来たことがあるそうだから、説明する手間は省けた。

「その祭りに、2人で行ったらどうだ?」


2人はまた顔を見合わせた。


「…黒子が行きたいなら俺も行くけど、黒子はどうしたい?」

黒子は少し俯いて考える素振りを見せた。

何故か、ほんの少し耳が赤い。


「僕は………」

さぁ、どう応えるだろうか。

日向と他の二年生たちは気が気ではない。





「…行きたい、です」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ