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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第1章 「夏祭り」 火神×黒子

そして、遂に夏祭りの日。

この日1番早く起きたのは、黒子だった。


「んー…」

大きく伸びをしながら起き上がる。

「あっ…、そういえば今日は…」

思い出したように頬を赤く染めて、ふと時計を見る。

予定だと待ち合わせは午後4時に神社の前だ。


午後だから特に見る意味はないのだが、それまでが待ち遠しくて時計を見る。


「よ、4時…ですか」

夏なので日の入りは早かった。

それより、まだ待ち合わせまで12時間(半日)もある。


黒子は、自分がこの日をどれだけ意識していたかと思わされると、少し恥ずかしかった。


「火神君、起きてるかな」

試合の前日は眠れなくて、怖いほど目が充血している火神だが、今日はどうだろう。

意識し過ぎているのは僕だけかな、と少し不安になった。


「あ、携帯、」

メールを受信していたようで、チカチカと光っている。

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