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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第5章 「お泊まり」 黄瀬×赤司

「…………」

脱衣所で沈黙が流れる。


「…赤司っちさぁ、もしかして俺が脱ぐの待ってる?」


「え?だって先に脱ぐの恥ずかしいもん」


僕は当然の様に涼太が脱ぐのを待っていた。


先に裸になるのはどうしても抵抗がある。


それは恥ずかしさからだ。


「…じゃあさ、俺が先に脱ぐから、後で俺が赤司っちのこと脱がしてもいい?」


「変なことしな「しないっスから」…そうか」


僕の言葉を遮った涼太。


エスパーか。


「…脱ぐっスよ?」


と変なことを考えている間にも涼太は上の服を脱ぎ始めた。


CMで見た半裸の状態だ。


「わ…っ」


ぼっと顔が赤くなり、涼太に背を向けた。


「可愛いっスね、赤司っちったら。裸なんてまだ序の口なのに」


「序の口⁉僕は涼太の半裸を見るだけで恥ずかしいんだぞっ…」


「あー…CMで興奮する位っスからね」


「……っ」


うー…っ、僕の黒歴史を掘りまくってくる。


何も言い返せないまま、僕は涼太が脱ぐのを待つ。

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