テキストサイズ

【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第5章 「お泊まり」 黄瀬×赤司

「ん…っぁ」


涼太が僕の前に跪き、下を向くと涼太のつむじが見える。


僕の前にひれ伏せる者なんてたくさんいるけど、涼太に跪かれると何か違和感がある。


けして真面目に跪いているのではなく、下着を脱がす為に跪いているのだけれど、その格好には少し背徳感があった。


涼太の顔の目の前には僕の股間があって、何だかとてもえっちなことをしているみたいだ。


頬を赤く染め、涙目に変わった僕は、その姿を見るだけで恥ずかしい。


故に喘ぎ声に似た羞恥を表す声が出たのだ。



「脱がすっスよ」


「う…うん」


涼太の顔はかなり僕の身体に近付いている為、下着を脱がすと僕の恥ずかしいものが間近にあると思う。

つまりアップで見えてしまうということ。



そう思うといてもたってもいられなくなって、脚をもじもじと動かす。



そうしている間、無情にも涼太の手は僕の下着へ手を掛ける。


このまま手を下げてしまえば、見えてしまうのだ。


涼太の表情はここからでは見えないが、一体どんな表情をしているのだろう。


「…赤司っち、すっげぇいい匂いする。ちょっと興奮してきた」


「な、なに言ってるんだ!ばかっ!早く脱がせっ」


「うん、脱がす脱がす」


その瞬間、涼太の手が下がり始めた。


………やってしまった。


無駄に煽ってしまった。


早く脱がせと言ったから、涼太は少しずつ下着を下げていく。


「は…ぅ」


見られる恥ずかしさと、そのシチュエーションへの恥ずかしさが伴い顔が最高に赤くなる。


ドクドクと波打つ心臓の音が涼太に聞こえていないだろうか。


せめてもの反抗で手で顔を覆ったが、声だけは出てしまう。


だんだんと露わになっていく僕のモノ。


「恥ずかしい…よ…」


そう言っても、涼太の手は止まらない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ