テキストサイズ

【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第5章 「お泊まり」 黄瀬×赤司

ギシ……


ベッドが軋む。



真上には発情した涼太の顔。


そう、押し倒されているのだ。


そして僕も、顔を淫らに赤く染めて見つめ返す。



「赤司っち……」


涼太が優しく僕の首に顔を埋め、すんすんと匂いを嗅ぐ。


くすぐったい…。


「涼太…くすぐったいよ…っ」


首元にある涼太の髪の毛を優しく撫でながら話し掛ける。


涼太の髪はさらさらで、いつまでも触っていたいと感じた。



「ん…。ねぇ、赤司っち、いい?」


先程よりとろんとした表情の涼太が僕に問い掛けた。


いい?と聞くのは、僕に許可を取るためだろう。


「うん…。もう身体が疼いて堪らないんだ」


「じゃあ、始めるね」



涼太がそう言った瞬間、唇が重なった。


柔らかくて湿った涼太の唇。

涼太の舌は僕の唇を割って中へ入ってくる。


「ん…ぁ…っ」


そして歯列をなぞられると何とも言えない歯痒さが襲う。


その感覚に酔い痴れ、自然と喘ぎ声が出てくる。


思考回路は完全に麻痺し、この行為に溺れていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ