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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第5章 「お泊まり」 黄瀬×赤司

段々と愛撫もディープなものになっていき、それに比例して興奮も最高潮に達する。


目の前には涼太の雄が自己主張している。


僕のものも蜜を垂らし、今か今かと挿入の快感を待っていた。


そんな中、涼太が覚悟を決めたように口を開く。



「…挿れるから、力抜いてて」


挿れるのは初めてではないが、ずいぶん日があいてしまった為、十分な愛撫が必要な上ゆっくり挿れなければならなかった。


ここで力を入れれば僕も涼太も痛いだろう。


僕にとってはただの焦らしとしか思えないが、涼太の気遣いを尊重しなければと思い、身を任せる。



「…っ、ん」


先端が蕾を押し広げる。

愛撫のおかげですっかり解れた蕾は、すんなりとは言えずとも気持ちよく涼太を迎え入れてくれた。


「ふ…ぁ」


何とも言えない充足感が僕をいっぱいにする。


「…っく、ぁ、締まる…っ」


涼太も気持ち良さそうに顔を歪め、快感を味わっている。


この快感があって、愛し合っていると実感する。



互いに熱い視線を交わしながら、微笑む。



喘ぎ声も自然に出てきて、思考回路はもうショート寸前だ。



「んぁ…っ、きもち…っ」


生理的な涙が頬を伝う。



それを涼太が、「泣かないで」と優しく舌で舐めとってくれた。

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