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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第6章 「王様ゲーム」 黄瀬×黒子

「王様誰っスか?」


さっき王様になったばかりの俺は王様になるはずはない。


今回は5番だった。



これまでの命令は特に難ではなかった。


だから、油断していたんだ。



忘れていた、この男がいることを。




ー「俺だにゃ」




その男は、颯爽と立ち上がり、王様の棒をまわりに見せる。


先ほどの罰ゲームでくらった猫語が変に気持ち悪い。



そして命令への恐怖感が高まり、場はシンと静まり返った。



そう、王様は赤司っちだったのだ。


どうしようどうしよう。


5番外れろまじ外れて。




「じゃあ、命令にゃ。4番と5番が擽り合いながらディープキスしろ、にゃん」



……なんだこの鬼畜ぶりは。


つか俺当たってんじゃん!


4番誰だよもうやだよ俺。


擽りながらとか色気もなんもないただの罰ゲームだし!


そりゃ相手によるけど黒子っち以外無理………



「……僕、4番です」



黒子っちキタアアアアア!!!!!


なんという奇跡。


神様有難うもう死んでもいいよ俺。


ただしキスした後に。



「俺が5番っス」


あくまで赤司っちの命令に怯えるふりをする。


だが内心ハッピー過ぎて頭の中はキチっている。



「テツうううううううう!!!!!」


あ、青峰っちついに倒れた。


失神とかしてるし、ショックだったんだろうな。うん。


まじ赤司っち鬼畜!天使!


どっちだって感じだよねもう。



「黄瀬君、頑張りましょう」


「そうっスね」


興奮が抑えられん。

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