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【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第7章 「真っ暗」 キセキ×黄瀬

「あ……ぁ…う」


六人分の精を受け止めたら、事も自然に終わり、かつての仲間は次々に俺の元を去っていく。


穴からドロ…と流れ出てくる白濁した液を指で掻き出し、今日の当番は誰かと他のメンバーが出るのを待つ。


何故だかわからないが、俺を見張るために、六人は当番制でここに泊まりをしている。


鎖で繋がれた俺から届かないところに、ぽつんと水道やトイレ、冷蔵庫にベッドが置いてあるのだ。


俺はもちろん地べたで寝る。

トイレは言えば行かせてもらえる。

食事は決まった時間に食べられる。

風呂や歯磨きなども当番の人がしてくれる。



最後に赤司っちが部屋を出る。

と、やはり一人残っていた。


「黄瀬君、今日はよろしくお願いします」


黒子っちか。

よかった。


赤司っちとかだったら寝る暇も無く犯されてしまう。


次の日は腰が痛くて動けやしない。


黒子っちは比較的甘くて、一緒に居て安心する。



「…うん。よろしくっス、黒子っち」


「お腹空いてないですか?何か作りますよ」


「あ…パンでいいっス」


毎日犯されて、何人もの精を飲んでいたらお腹も空かない。


でもそれでご飯を食べなかったら疲労で死ぬから、最低限のものは食べている。


「駄目です。しっかり食べないと、身体が持ちません。それより、僕が黄瀬君に作ってあげたいので、食べてください」


「…わかったよ。吐いてもしらないっスからね?」


此処に来て、あんまり食べ過ぎると吐くような体質になってしまった。


どれだけ美味しくても、食べた後には吐き気が襲う。


「大丈夫です。それも考慮して作ります」


「そっか。ありがとう、黒子っち」


「いえ…」


御礼を言うと、黒子っちは頬を赤く染めてそっぽを向いた。


黒子っちが何を考えているか全くわからないけど、嬉しそうに少し微笑むのを見ると自分も嬉しくなる。

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