【黒バス】「短編集です。」【腐向け】
第7章 「真っ暗」 キセキ×黄瀬
ぼふっ、と柔らかいベッドに飛び込む。
ベッドはシングルだけど結構大きくて、豪華だ。
羽毛布団だし、いつぶりにこんなところで寝るのだろう。
その柔らかさに、俺は生理的な涙を流した。
声もなにも出ないが、ただツーッと涙が頬を伝っていった。
システムキッチンから漂う良い匂いに溺れながら、深い眠りへと落ちていく。
「ごめん……お、れ…寝るっス…」
「大丈夫です、ご飯の時はちゃんと起こしますから」
その台詞を聞き終えるか聞き終えないかで、瞼を閉じた。
重たくて目を開けているのも難しかった瞼を抵抗無く閉じると、途轍もない睡魔に襲われた。
そして、すぐに眠りの世界へ吸い込まれる。
ー今だけは、何もかも忘れさせて。
「…黄瀬君、寝ましたね」
黒子は寝た黄瀬の姿を横目で見て、目を細めた。
「相当、辛いでしょう」
そうぽつりと呟くと、黒子の目から大粒の涙が溢れた。
ーそうだ、僕は、今も昔も黄瀬君に片思いをしていた。
黄瀬君が青峰君を大好きだったのも知っていたし、叶うはずもない恋だったから、淡い片思いで終わらせるつもりだった。
そして誰にもその恋心を気付かれないように、黄瀬君を軽くあしらった。
それでも彼は犬のように近付いて来た。だから、僕は毎日心を掻き乱される思いだった。
好きという思いは、日に日に募っていく。
そんなある日、黄瀬君が僕たちの性奴隷になるという話を耳にした。
主犯は赤司君。
実は、みんな黄瀬君を狙っていたんだそうだ。
青峰君はただの興味だと言っていたけど、黄瀬君を犯す時のあの彼の目はどこか本気だったのを覚えている。
「ごめんなさい」
僕がその時、その作戦を止めていたら、何か変わっていただろうか。
それはわからないけど、あの監禁生活が始まる前の日の自分の行動を悔やんでいる。
ベッドはシングルだけど結構大きくて、豪華だ。
羽毛布団だし、いつぶりにこんなところで寝るのだろう。
その柔らかさに、俺は生理的な涙を流した。
声もなにも出ないが、ただツーッと涙が頬を伝っていった。
システムキッチンから漂う良い匂いに溺れながら、深い眠りへと落ちていく。
「ごめん……お、れ…寝るっス…」
「大丈夫です、ご飯の時はちゃんと起こしますから」
その台詞を聞き終えるか聞き終えないかで、瞼を閉じた。
重たくて目を開けているのも難しかった瞼を抵抗無く閉じると、途轍もない睡魔に襲われた。
そして、すぐに眠りの世界へ吸い込まれる。
ー今だけは、何もかも忘れさせて。
「…黄瀬君、寝ましたね」
黒子は寝た黄瀬の姿を横目で見て、目を細めた。
「相当、辛いでしょう」
そうぽつりと呟くと、黒子の目から大粒の涙が溢れた。
ーそうだ、僕は、今も昔も黄瀬君に片思いをしていた。
黄瀬君が青峰君を大好きだったのも知っていたし、叶うはずもない恋だったから、淡い片思いで終わらせるつもりだった。
そして誰にもその恋心を気付かれないように、黄瀬君を軽くあしらった。
それでも彼は犬のように近付いて来た。だから、僕は毎日心を掻き乱される思いだった。
好きという思いは、日に日に募っていく。
そんなある日、黄瀬君が僕たちの性奴隷になるという話を耳にした。
主犯は赤司君。
実は、みんな黄瀬君を狙っていたんだそうだ。
青峰君はただの興味だと言っていたけど、黄瀬君を犯す時のあの彼の目はどこか本気だったのを覚えている。
「ごめんなさい」
僕がその時、その作戦を止めていたら、何か変わっていただろうか。
それはわからないけど、あの監禁生活が始まる前の日の自分の行動を悔やんでいる。