テキストサイズ

【黒バス】「短編集です。」【腐向け】

第7章 「真っ暗」 キセキ×黄瀬

「ん、あぁあ!…いやっ、赤司っちぃ…っ!」


「嫌、とは何だ?そんなに身体をくねらせて喘いでいるのに」


「ふぁぁん…っ、ごめんなさっ…!」


何故か早朝から、赤司っちと身体を重ねている。


早い時間に起こされて、朝勃ちしたものを咥えさせられた。

そのまま身体を触られ、事は始まった。


そして、今に至る。

赤司っちにしては珍しい、普通のえっちだった。


気まぐれだろうけど。



「ここ、好きだろう?ピンク色で綺麗だよ」


赤司っちが胸の突起を弾く。


「ひぁ…!!うっ…ゃぁ…っ」


いつもなら抓られるのに、今日は心なしか優しい。


愛が有るようなセックスは、正直凄く気持ち良い。


赤司っちが俺に愛を向けているとは思えないけど、痛くないセックスはたまにあるご褒美だった。



「涼太、テツヤが起きたぞ」


「え?…く、黒子っちぃ…っ、見ないで…っ!」


床で寝ていた黒子っちが目を覚ました。


昨夜は確かご飯を食べて風呂に入り、そのまま寝たと思う。

ひどい疲労で、記憶は曖昧だ。


黒子っちが気になり、見てみると、こっちを向いて唖然としていた。


「…赤司君」

「なんだい、テツヤ」


黒子っちが話しかけた為、一時的に激しく動いていた腰が止まる。



「ふ…ぅ」


腰が止まり、くたりと寝転ぶと、床が冷たくて気持ち良かった。

火照った身体が冷めていく。


「どうした?涼太のいやらしい声で目を覚ますなんて、幸せだろう」


朦朧とした意識の中で、2人の会話を聞く。



「そんなことありません。他の誰かに抱かれている黄瀬君を見るなんて、ただの拷問です」


「…そうか」


「はい。というか赤司君、今日は珍しいですね。優しいやり方で」


「たまにはご褒美だ」


「まるで犬はように扱っているんですね。黄瀬君は人間ですよ」


「わかってる。だからちゃんと、こうして愛してやっているだろう」


「わからないんですか?彼は精神的にも肉体的にもぼろぼろです。これが正しいと思えません」


「黄瀬は性奴隷だ。正しいと言う以外に何がある?」




ーその後も2人は言い合いを続けていた。


もう眠たくて、会話は耳に入らない。


でも、黒子っちが優しいっていうのは何と無く伝わったような気がする。


…んあ、でも寝たら忘れるかも。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ