
妄想でいず、暴走中。
第1章 妄想でいず、紛失。
「おっはよー!」
「おはよー・・・」
「結愛、花音、おはよー!」
クラスメイトに挨拶しながら、教室を見渡す。
矢浪君はまだ来ていないみたいだ。
朝、結愛と作戦を練りながら登校した。
作戦と言っても、とりあえず学校に着いたら矢浪君を人気のないところに呼び出して、結愛と私と三人でお話する、という単純な内容だ。
とは言ったものの、矢浪君が居ないんじゃ作戦を実行できない。
(ていうか、もう他の人に言ったりしたらどうしよう・・・)
不安になってそわそわしてると、教室の扉が開いた。
・・・噂をすればなんとやら。矢浪君だ。
「あ、日向さん、おはよう」
「あ、あぅ・・・おはよう・・・?」
「なんで疑問系なの?」
矢浪君はくすっと笑った。
話すってこと、言わないと。結愛は・・・っていない!?
教室を見渡すと、結愛は他のクラスメイトとおしゃべりに夢中になっていた。結愛、助けて・・・!
楽しそうに喋っている結愛たちに割り込むのも申し訳ないので、仕方なく自分で言おうとしたけれど、男の子と免疫がない私が急に喋れる訳もなく・・・。
顔が熱くなっていくのが自分でも分かる。
「おはよー・・・」
「結愛、花音、おはよー!」
クラスメイトに挨拶しながら、教室を見渡す。
矢浪君はまだ来ていないみたいだ。
朝、結愛と作戦を練りながら登校した。
作戦と言っても、とりあえず学校に着いたら矢浪君を人気のないところに呼び出して、結愛と私と三人でお話する、という単純な内容だ。
とは言ったものの、矢浪君が居ないんじゃ作戦を実行できない。
(ていうか、もう他の人に言ったりしたらどうしよう・・・)
不安になってそわそわしてると、教室の扉が開いた。
・・・噂をすればなんとやら。矢浪君だ。
「あ、日向さん、おはよう」
「あ、あぅ・・・おはよう・・・?」
「なんで疑問系なの?」
矢浪君はくすっと笑った。
話すってこと、言わないと。結愛は・・・っていない!?
教室を見渡すと、結愛は他のクラスメイトとおしゃべりに夢中になっていた。結愛、助けて・・・!
楽しそうに喋っている結愛たちに割り込むのも申し訳ないので、仕方なく自分で言おうとしたけれど、男の子と免疫がない私が急に喋れる訳もなく・・・。
顔が熱くなっていくのが自分でも分かる。
