
妄想でいず、暴走中。
第2章 矢浪蓮、暴走。
そんなある日。
いつものように日向を観察していた。
同じクラスだと一日中観察できるので、俺の「日向成分」は満たされる。
あぁ、日向は今日も可愛いなぁ。
授業中、先生に当てられ、真っ赤な顔でたどたどしく答えを言う日向。
お昼の時間。小さな口で卵焼きを頬張る日向。
意外と結構食べるらしく、デザートには購買で買ったであろう異常にでかいプリンをそれはもう幸せそうな顔で口に運んでいた。
「あぁ、可愛いなぁ・・・」
ごつ、頭に衝撃が走った。
誰だ、俺の幸せ日向タイムを邪魔する奴は。
「口に出てんぞ、蓮」
・・・俊介だった。
俊介は俺の幼馴染で、まあ、親友という奴だ。
俺が日向のことを好きだと知っている唯一の奴。
「え?!俺口に出てた?!」
「出てた出てた、鼻の下伸ばして気持ちわりーな、そんなに好きなら声かければいいだろ」
「だぁあ!あんまりでかい声で言うな!いいんだよ、俺は見てるだけで!!」
いつものように日向を観察していた。
同じクラスだと一日中観察できるので、俺の「日向成分」は満たされる。
あぁ、日向は今日も可愛いなぁ。
授業中、先生に当てられ、真っ赤な顔でたどたどしく答えを言う日向。
お昼の時間。小さな口で卵焼きを頬張る日向。
意外と結構食べるらしく、デザートには購買で買ったであろう異常にでかいプリンをそれはもう幸せそうな顔で口に運んでいた。
「あぁ、可愛いなぁ・・・」
ごつ、頭に衝撃が走った。
誰だ、俺の幸せ日向タイムを邪魔する奴は。
「口に出てんぞ、蓮」
・・・俊介だった。
俊介は俺の幼馴染で、まあ、親友という奴だ。
俺が日向のことを好きだと知っている唯一の奴。
「え?!俺口に出てた?!」
「出てた出てた、鼻の下伸ばして気持ちわりーな、そんなに好きなら声かければいいだろ」
「だぁあ!あんまりでかい声で言うな!いいんだよ、俺は見てるだけで!!」
