壊れた御守り
第15章 凌華の涙
「何か、トラウマでもあんのか?」
俺が聞くと、凌華は俺の背中に顔をうずめた。
「あのさ…俺は大丈夫なん?」
「大丈夫だよ!!だって…好きだもん。慶太くんは他とは違う雰囲気があって…」
「そか…。サンキュ」
“好き”…ね。
男性恐怖症。
男が苦手なはずなのに、好きになることはあるんだ。
わかんねぇ。
しばらく黙り込んで考えていると、凌華が着いた、と呟いた。
質素な一戸建て。
庭には枯れかけた花が散らばっていた。
なんだろ。この感じ。
俺がゆっくりと扉に手をかけると、
凌華が小さく震えた。
「長嶋?」
「部屋…二階なの」
「二階ね。了解。お前ほんと大丈夫か?」
俺が凌華に声をかけると、
凌華は小さく頷いて俺の背中にしがみついた。
凌華の部屋に入ると、そこは女の子らしい部屋で
綺麗に整頓された内装を見ていた。
凌華をベッドに座らせると、
凌華が俺にしがみついてきた。
「長嶋…?」
ガチャン、と
さっき鍵をかけた玄関から音が聞こえた。
おじさんかな?
「長嶋。おじさん帰ってきたみたいだぞ?」
「いやっ!!」
え?
嫌?
凌華…?
俺が聞くと、凌華は俺の背中に顔をうずめた。
「あのさ…俺は大丈夫なん?」
「大丈夫だよ!!だって…好きだもん。慶太くんは他とは違う雰囲気があって…」
「そか…。サンキュ」
“好き”…ね。
男性恐怖症。
男が苦手なはずなのに、好きになることはあるんだ。
わかんねぇ。
しばらく黙り込んで考えていると、凌華が着いた、と呟いた。
質素な一戸建て。
庭には枯れかけた花が散らばっていた。
なんだろ。この感じ。
俺がゆっくりと扉に手をかけると、
凌華が小さく震えた。
「長嶋?」
「部屋…二階なの」
「二階ね。了解。お前ほんと大丈夫か?」
俺が凌華に声をかけると、
凌華は小さく頷いて俺の背中にしがみついた。
凌華の部屋に入ると、そこは女の子らしい部屋で
綺麗に整頓された内装を見ていた。
凌華をベッドに座らせると、
凌華が俺にしがみついてきた。
「長嶋…?」
ガチャン、と
さっき鍵をかけた玄関から音が聞こえた。
おじさんかな?
「長嶋。おじさん帰ってきたみたいだぞ?」
「いやっ!!」
え?
嫌?
凌華…?