変態彼氏の実験体っ♡
第2章 せんぱい、萌える。
(そばに、いたいよ。貴悠先輩の、隣は私だけでいいっ)
まだ、女の子に囲まれている先輩を見ないように、ぎゅっとまぶたを閉じる。見たくない。イヤだよー・・・先輩、イヤだよ。
触らないで。
そのひとは、私のなんだからっ!
---っ!
私、今なんてこと・・・
嫌だなぁ、私。
解ってるよ。先輩は私を好きって、愛してるって、言ってくれているの。
だから、不安になんか、なる必要ないのにーーーー
「ごめん、なっちゃん。具合悪いから、保健室行ってくるっ」
「え、明姫っ!?」
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