テキストサイズ

アダルト撮影会

第1章 最低な誕生日プレゼント




私が売られた理由は、お父さんの会社が倒産したことと、隠れて没頭していたギャンブルの結果。


借金は、約4200万。とても未成年が払える額ではない。

だからこうして、売られてしまったわけなのだけれど。




(お母さんも私も、何も悪いことなんてしてないのに)
全部、お父さんが悪いのに。



思い浮かべる実父の顔が、声が、とても憎い。
憎くて憎くて、けれどもどうにもならない。

(ああ、)
お父さんの所為で、これからの私の人生は滅茶苦茶だ。



世の中で自分だけ不幸、といった具合で嫌悪に陥ってしまうほど。
でもそんな暇も、私にはなくて。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ