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いちばん星

第1章 ママがいない夜

満足したのかあの人は部屋から出ていった。


その日から毎回


ママがいない夜

あたしはパパに



あの人の玩具にされている。



ママがいない夜が怖くて
泣いてわがまま言った事もあった



何も知らないママは、あたしをなだめ
病院に行ってしまう。

あの人は凄い剣幕であたしを見ていた。
目が合うとにっこり笑って見せてこう言った。


「ママを困らせちゃダメだろ?」


もう何も見たくない
聞きたくない。
このまま何事もなく朝になって!
本気でそう願った。

もちろんそんな願いが叶うはずもなく、悪夢の時間がやって来るのだった。

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