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素直になろうよ

第13章 すぐそこにあったもの

好きなんだよ。

あいつが、好きなんだ。

すき。


いなくなるとか、やだって。

やだ。
好きなんだってば。

俺、あいつがいない世界なんて、ムリだ。


死ぬなよ。



たのむよ。




声をあげて叫んでいた。
子供のように嫌だ嫌だと泣きじゃくり、あらゆる神に祈った。

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