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素直になろうよ

第3章 期待と勘違いと諦めと未練-恋なんてそんなもの

「加瀬宮。お前、それ絶対ストレスだって。その、恋愛関係の・・」


「かもしれませんね〜」


本人目の前にして、これは相当かっこ悪い。
というか、大の大人がダラダラ泣いてること自体、もうお手上げなくらいかっこ悪い。


「告白して来いって。振られたら慰めてやるから」


「ひでぇ。振られる前提じゃないですか。そんな負け試合、嫌ですよ」


机におでこをこつりと打ち付けて、両手を投げ出した。

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