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声も掠れ、限界の一歩手前で、王子の中にドロリとした体液を放った。
それを中でかき混ぜるように、更に抽送を繰り返していると、掠れた声も再び張りがもどり、投げたされていた手足に力が満ちてきた。


「あああーっ！やぁぁぁっ・・っんあ！あああーっ！」










王子の泣き声は、それから長い間続いていた。
限界になると、回復させられ。
またギリギリまで鳴かされる。
意識を手放す事も出来ず、ただ与えられる刺激に反応し泣き続ける。
感覚は麻痺する事もなく、長く快感としてくすぶり、吐き出すことが出来ないのにもかかわらず、常に絶頂を突きつけられた。

アルフォンスの実の効果がなくなるまで、それはずっと繰り返されたのだった。






「王子。とてもいい香りがしてきました。生気が熟成されたようですよ。頑張りましたね」


もう、どれくらいこうしているのか分からなかった。
ずっと抱き締められて、後ろには回復のための雄が挿入されて。
何もわからなくなる度に、無理矢理意識も身体も回復させられる。

だから、もうずっといき続けている。


気持ち良くて、自分が自分ではなくなるような、身体の隅々まで快感で染められたような。

絶頂を迎え、更にそこに被せるようにもっと大きな絶頂が来て、それが引いていく前に再び絶頂が来る。



放出したいなんて、考える暇はなかった。




「もぅ・・っふ・・ぅぅ・・ぁぁっ・・おわ、り？っんぁぁっ・・やぁっ！動かっ、な・・でっぁぁ」


「終らせたくないですか？俺はまだこのままでもいいですよ」



「やん！あっ！ぁぁっ・・わかん、なっ！っひゅ・・ぅぅ、ああっ、また・・」



抜きかけていた俺を再び、グチュンと奥に押し込めてやった。



「でも、そろそろ守護体の所に行きましょうか。本当にいい香りがしてますから。食べてしまいたいくらいですよ」


首筋に歯を立ててみると、王子は大げさに喘いで達してしまった。


「あああーっ！やぁっ・・かまな、いでぇ・・」


どんな些細な刺激でも快感になってしまうこの身体の虜になってしまった。
一時だって手放したくはないのだから。