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妄想しながら素直になろうよ

第5章 会議で妄想

内海はさすがだった。
多少息が乱れて途切れがちになったものの、企画課の中間報告は完璧だった。

安堵のため息と共に体を椅子に沈めた内海は、俺を睨みつけてきた。


「いい、加減・・き、が済んだ、だろう・・」

「流石ですね。惚れなおしました。俺の指が中を掻き回してるの想像しました?」



「っぁ、っふぅ・・っん、ぁっ、ぅぅ」

俺の言葉で想像したんだろうか。
荒い息のなかに微かに混じる甘い声。
俺だけがそれと分かる、というのがいけない事をしているようで興奮する。
内海は自分のひざをきつく握りしめていた。




会議も後半分というところだろうか。




次のスイッチの接続音が響いた。


「っ!っう・・っん・・・っ・・っっ!」

ビクリと身体がゆれ、腰がモジモジと微かに揺れる。


「っ、っ・・ぅっ・・」

今までは腸の蠕動のみの動きだった鉄アレイのような形のモノが、自分で回転し出したのだから。
きっとその感覚は普通なら身悶えして善がりまくるほどのものだろう。

内海はそれと分からないように全身を硬直させ、何事もなかったかのようにそこにいる。




振動のスイッチを切ってあげると、小さく息をついて、俯いた。

なかのモノはゆっくりと回転しながら上にせり上がって行くはずだ。
内壁を引き伸ばしながら・・


「っ、もぅ・・・か、せみ・・や・・」

他の誰にも聞こえないように耳元にそっと吐息のような声が聞こえた。


「これ、とめ・・て・・っぅ・・・ねが、い・・・」

もうすっかり中の刺激は快感にすり替わり、トロンとした瞳に上気した頬がエロオーラを放っている。





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