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妄想しながら素直になろうよ

第5章 会議で妄想

時折目をきつく閉じ、痛みにでも耐えるような表情をする。身体は所々が小刻みに震えて、小さく縮こまっていた。


怯えるウサギのようだ。


「かせ、み・・や。も・・むりだ・・ほん、と、たの・・むか、ら・・」

中のオモチャはゆっくりと確実に内腸を引き伸ばしながら回転して奥に進んで行く。
さっきから内海の身体が細かく揺れ、時折大きく跳ねているが、その跳ねる間隔がだんだん狭くなってきているように思える。


「一番いいところにたどり着いたら、止めますね」

秘密の伝言をこっそりやり取りするスリルもたまらなかった。


「っ・・む、りだ・・そんっ、っぁ・・なの・・たえられ、なぃっ・・んっ」


内海の額から行く筋もの汗が伝っている。
快感を逃す事も出来ず、すべてを受け止めてしまっているのだろう。

きっと今、内海の頭のてっぺんからつま先までが快感に侵されている。

それを想像するだけで俺がいってしまいそうだ。


「も、おか・・しくな・・るっ、ぅっ・・ふっ・・」


健気でいじらしい、この可愛い生き物は俺のものだと叫んでしまいたい。
こんなに耐えたご褒美に、後で心ゆくまでいかせまくってあげよう。







「ああっ!」


突然、内海が会議室に響き渡るくらいの声をあげた。
人の視線が内海に集まる。

内海は身体はガクガクしながらも、赤い顔で笑顔を作る。

俺はハラハラしながら内海を見つめ、回転のスイッチを切ってあげた。


明らかにホッとした表情で、「すみません、大事な事思い出してしまって」と、言い訳をしていた。

前立腺を直撃したんだろうなぁ。
声、抑えられなかったかぁ。


前立腺に触れたままだが、動かなくなった異物に内海は安心したように大きなため息をついた。

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