テキストサイズ

妄想しながら素直になろうよ

第6章 風邪で妄想

「も、やぁぁっ、いきたくっ・・なっ・・・っんぁ」

フルマラソンを走り切った選手のような荒い息遣いに、苦しさが伝わってくる。

快感に浸された身体はくにゃくにゃで、汗が玉のように浮いていた。


「いき・・た、くな・・ぁぁっ・・やぁぁ」


ボールの中に持ってきた氷の小さくなったのを選び、口に含んで再び内海を咥える。

先端の小さな割れ目に氷を乗せて、舌で押し込んだ。


「ぃっやぁぁぁ!あぁぁっ、やっだぁ・・・あぁっ、それっやぁぁっ」


もう一つ。


「はぁぁぁっ!やっん・・あっ、やっ・・いっ、ちゃ・・」


首を振って快感を逃がそうとしているのか、柔らかそうな髪が枕にこすれてグチャグチャになっている。


何度も何度も絶頂を迎え、体のテンションは下がる事なくピークのまま。
出すものさえなくなったというのに、神経は快感を欲し、内海は狂っていく。


「たす・・けてぇ・・いきた、くな・・のに・・おさま、って・・くれ・・な、ぃのぉ・・」


ボロボロ涙を零しながら懇願を繰り返す。

ちょっと効きすぎだよなぁ。
薄めて使用って書いてあったのを原液で飲み干しちゃったから・・


でもこのまま放って置いても、身体の疼きに苛まれるばかりだから。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ