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妄想しながら素直になろうよ

第2章 コーヒーで妄想

「加瀬宮。これ、なんのつも・・っ」
課長の背後に立ち、抗議の声を封じるようにうなじに舌を這わせた。

「ちょ、待った!加瀬宮!」
「待ちませんよ。動いちゃダメですよ」
ことさら低めの声で、内海の耳元で囁く。
「やっ・・」

身体の緊張が嫌でも伝わってくる。
コーヒーをこぼさないように、腕に力を込めて、必死に抗う課長。

このシチュエーションだけで、鼻息が荒くなってしまう。

耳のしたに舌を落とし、くねくねと動かす。
首の横を這うように唾液を塗り込め、うなじに吸い付いた。
「加瀬宮・・やっ・・め・・ふ・・ん」

目をきつく閉じ、フルフルと震えている姿は、それだけで扇情的だ。

椅子ごと抱え込むように課長の体に腕を回す。
手を広げて、胸のあたりを弄るように動かすと、耐えられないと言った風に、首を左右に振り始めた。

「やだっ・・かせ、みや・・やめて・・」

時折かすめる胸の尖りは、課長の期待の現れなんだろうか。
シャツ越しにも分かってしまう程の、それでも小さな突起に指をかけた。

「あっあぁ!やっ・・・んっ・・」

ビクっと身体が跳ね、自然と胸が前に突き出された。

「気持ちいいですか?もっと?」

「あっ・・ちがっ・・や、め・・」

背後の俺を振り返り、ゆるく首をふる。


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