妄想しながら素直になろうよ
第2章 コーヒーで妄想
「でも、ここは気持ち良さそうですけど・・」
そう言って、両方の乳首をキュッと摘む。
途端に小さな悲鳴のような嬌声があがり、課長の顎があがる。
「やぁっぁ・・んっ・・」
コーヒーをこぼさないようにとの理性と、与えられる胸への緩やかな刺激のあいだで、内海は戦っているようだ。
シャツの上から人差し指の爪で、突起を引っ掻く。
弾く度に、かわいい喘ぎがこぼれてくる。
「ふっ、うぁ、んっ、やっ、あっ、んくっ」
「こうやって弾くのと、こんな風にくるくるってされるのと・・」
そう言って、指先で小さく円を描くように尖りをこね回す。
「どっちが好きです?」
内海課長は大きな目を、更に大きく見開いて、身体はビクビク痙攣しはじめる。
「あっやぁぁ!やっ・・」
断続的な刺激から、途切れない刺激へのシフトチェンジに、課長は顔を紅潮させた。
胸の粒を押しつぶすように爪でクルクルと円を描く。
課長の親指に乗せられたコーヒーは、ゆらゆらと波打ち、今にも倒れそうだ。
「やっ、かせみ、や、あんっ・・これ、あぅ・・とって・・あっも、ぅ・・こぼし・・ちゃ・・あぁっ」
葛藤の渦の中、俺に助けを求めるこの人が、本当に愛おしい。